愛知県勤労会館に完全閉鎖の可能性が浮上

愛知県勤労会館（名古屋市昭和区）の名古屋市への移管を協議してきた県と市が、経費負担などで条件が折り合わず、方針を打ち出せないまま3月末に建物が閉鎖となる可能性が高くなった。再開には耐震工事などの必要があり、早くとも2年後という。

県は2005年、同会館など11の勤労福祉会館の廃止を決定。存続を希望する地元自治体に建物の無償譲渡と土地の無償貸し付けを申し出た。同市は「十分調整した上で文化・芸術施設として活用する」という市議会での請願採択を受け、2008年12月から県との協議に入った。

1970年に開館した同会館の続行には、約\500,000,000（県試算）の耐震化工事費のほか、アスベスト（石綿）除去や改装などの追加工事も必要で、県と市の経費負担をめぐって協議が難航。市文化振興室は「どれだけ経費圧縮が図れるのか、運営方法も含めて慎重に協議している」と話す。

県は、名古屋駅前に昨年10月開館した県産業労働センターに県勤労会館の代替機能を移しており「延長は考えていない」（県労働福祉課）という。

同会館の講堂の利用は年間359件、稼働率88.4%（2008年度）。約\250,000,000の運営費のうち、約\120,000,000を県が補てんしている。

名古屋市への移管交渉において条件面で折り合いが付かなかった事が原因みたいです。

1488→801だから、県産業労働センターのホールを完全代替に使う事は無理だからなぁ。

こうなると1500人級のホールが全廃に近い状態になるから、少々厄介な事に為りそうだなぁ。