慶応病院大荒れその2

28日午後0時半ごろ、東京都港区赤坂2の衆院赤坂議員宿舎1102号の自室で、松岡利勝農相(62)が首をつっているのを秘書らが見つけ119番した。救急隊員が駆けつけたが心肺停止状態で、搬送先の慶応大病院(新宿区)で、同日午後2時に死亡が確認された。室内から遺書が見つかっており、警視庁赤坂署は自殺とみて関係者から事情を聴いている。松岡農相は事務所の政治資金問題や官製談合事件で告発された「緑資源機構」の関連団体からの献金問題で野党から追及され、世論からも批判を浴びていた。

 調べによると、松岡農相は高さが2メートル超のリビングのドアの上部に布製のひもをかけ、パジャマ姿で首をつっていた。死因は窒息死だった。同署員が到着した際にはひもが切られ、松岡農相は床に下ろされていた。